君の正義に親友が殺されたんだよ 純粋な正義心は時に恐ろしい 民意によって正当化され ひ弱な個の力が増幅した 勝者を称える歓声 轟音を伴う賞賛は自らの正義をより強固とした 耳の穴をふさぎ 胸をより張らせた 同時に敗北者は悪としてこの世から排除される 国が違えば時代が違えば 勝敗が違えば 立場は正反対だっただろう ...
新着記事
眠ることが惜しい それだけで感じる この時間が幸せ 踊るよう 弾けるステップを踏む この指先が 未来を知っているようだ 夢中になったんだ なんのお金にもならない 合理性も得も自分のためにならない なんでもない話を描く 愛おしい ...
しっぺ返しなんて生易しいもんじゃ あの頃の僕は救えない 犠牲になるのはいつも弱者で なりたくてなった弱者などいなくて だれかの判断基準で 普通が作られていって 一生懸命だろうと 道のりの途中だろうと 関係なく誰かの標的になる それも突如終わりも見えず 息苦しさを感じなくて過ごせる人生 恵まれているね のうのうと...
あれもこれも欲しい 要らないものまで欲しい 延々と流れる動画 そこに映ったすべてが欲しい 誰かの思惑通りに 何かを買わされる 夜が終わっていく なんの記憶にもならない動画を見さされて どんどん死にいく自分に気づかないフリをする 自分で判断せずに一番を聞く おすすめとランキングがそんなに必要ですか? 誰かが辿った...
多数派の声が絶対な社会だ そうだ そうだよ 民主主義に越したことはないよ それが望んだ世界だったろう モラルが無くなりつつある時代に 正当な言葉は無味無臭で誰にとっても無意味だ 木を見て森を見ず 文字を読み声を聴かず 声を聴いても温度を知らず 歳を重ねたのに何者にもなれない自分はなんだ なんだ なんなんだよ なん...